終わらんのぉ… ともかく、オーディオに関しては終わるということがない。なので前回のオーディオ趣味はいったん棚上げにしちゃったんだ…色々と思いだす…
さて、続きですが…
某月某日 Dynaudioの試聴室にて
しっかりした音なのにしっとりとした感じもあり、Daliとは違うベクトルで音に艶を乗せている印象がある。もう少しきちんと書くと、Daliがトータルな雰囲気で勝負する傾向にあるとすると、Dynaudioは理詰めで一つずつ積み上げていった結果の総和という印象がある。
もちろん印象でしかないのだが、出てきた音の傾向が似ているので興味深かった。
試聴CDはどれも高いレベルで要求をクリアしてくれている。
こういうのを聴くと、あぁたしかに値段だけの事はあるなぁという感じがしてならない。
Exciteも十分に高いパフォーマンスだったのだが、Focusになると緻密さやきめの細かさが一段上がる。それはDaliにおけるMentorとHeliconの違いではなく、同じ方向性の上に積み重なった更なる上質。
実際、俺の心の中では最後の最後までMentor6ともの凄い接戦を演じることになるのだが、決め手になったのが価格…というかコストパフォーマンス… やはりペアで46万円のFocusはちょっと荷が重い…のでしたよ。
吉田苑の東京オフにて
これはデモを拝聴しただけなのでなんとも言えないのだが、この吉田苑東京オフで遭遇したものはどれも素晴らしく、一つの世界を作っていた。
ただ、それがSoulnoteのアンプとスピーカー、トランスポーターという感じのアンサンブルなので、個別に聞いた場合のものではないので、妙な感じでバランスを崩すとどうなんだろうという不安もある。ともかく、このデモの主役はなんと言ってもLA10に尽きるわけなんで、この世界に入り込んでしまったらすごいよなぁ…
これも47研究所の世界をしっかりと構成していた。緻密でかつチャーミング、出てくる音はワイドで音場も広がる。とてもフルレンジ一発とは思えない。この世界にも入り込んでみたい!
オーディオは製作者と購入者がいかに世界観を共有できるか?という点に尽きるのではないかと思ったりする。
そういった意味ではSoulnoteといい47研究所といい、Nmodeといい、吉田苑さんが紹介してくれた製作者たちはどなたも素晴らしく魅力的だった。
こういう世界に入っていきたいという思いは十分にあるのだが…なんせ先立つものが…
と思っていたら最後にチャンピオンに出会った。
Dynaudio Confidence C2 Signature
C4Signatureだったかな?どちらにしても今の自分には手の出ない価格なんであえて考えませんけどね…
これとスペクトラルのアンプを組み合わせて出てきた音に私は腰が抜けるほど驚いた(知る人ぞ知る近藤唯之節)
「原音再生」という語のあいまいさを指摘しておいてなんだが…
そこにコンサートグランドのピアノがあって、ペダリングとか指使いとかも含めて超絶リアルな世界が醸成されていたのだ…
思わず「これ、欲しい…」と洩らしたら「お買い上げありがとうございます」と吉田さんに言われてしまったんだよね、もちろん買えないけどさ…
行き着く先はどうやらこっちの方らしい、それは見えたんだが…そこに行く前に出会わなければならないスピーカーは…
ここから猛烈な葛藤が始まったのだ…(そしてまだまだ続く…)