発 汗

酒と薔薇とご飯とフットボールに関するものです、要はなんでもありです。(そのうち薔薇も育てます…)

2007年07月

サッカーキャスト第14回 アジアカップを振り返る 前半

アジアカップ決勝の日に収録したサッカーキャスト第14回前半 アジアカップを振り返る

しかし、「日本一ポジティブな代表サッカーサポートメディア」の名に恥じないポジティブさで分析しています。

「ああいった試合にポジティブな要素ってあるのかよ!?」とお嘆きの貴兄…

楽しみでしょ?(笑)


例によってカッコいいリフで始まるオープニングテーマはAppledoreの「想像離縁」

Podcastは
Podcastingjuiceのサッカーキャストのページ
ココログの「サッカーキャスト」のblog
さらにはiTunes Music Storeの「サッカーキャスト」のURL
などから聞けますので、よろしくお願いいたします。

cast.jpg

さて…(^_^;)

俺たちはいったい何が起こっているかを見極めないといけない。
誰がいったい何をこのタイミングで言って、そして反応を見極めようとキョロキョロとその猪首をめぐらしているのかを観察しないといけない。

アジアカップの3連覇を殊更に(ことさらに)唱えたのは(となえたのは)誰だったのか?
なぜ、宇都宮徹壱はサッカーキャストの収録にあたり、悲壮ともいえる調子で「アジアカップ3連覇ならなかったときにメディアはきちんと敗因を分析せねばならない」と言ったのか?
出発を数日後に控えたジャーナリストとしては異例なほどの強い語調で語っている。
そして、なぜ皆が敗戦を生暖かく迎えており、唯一「とくダネ」の論調だけが「オシム馘首(クビ)、日本人監督待望!!!特に松木さん」と(逆)脳天気なほどに「監督の交代で全ては好転」論に傾いているのか…

俺たちは一生懸命観察しなけりゃいけない。

と思う…

少なくとも、あの川淵会長への異議申し立てデモに参加した者たちは…


まぁ、俺なんかが何を言っても、既にあのデモに参加した諸兄は胡散臭い雰囲気に気がついているだろうけどね…(^_^;)

トルシェ解任騒動、いやもっと前の横山謙三監督の頃から既に日本代表(当時は全日本と言っていたのだが)の監督人事についてはある種の「リーク」があったのは俺みたいな若輩が言わずとも皆理解していただろう。

この点に関してはとりあえず置く。
じゃないと、とんでもない、長い文章になっちまうからだな…(^_^;)

閑話休題

「アジア杯V3を達成しなくても、最低限のノルマを果たしたオシム監督の更迭はないとみられるなか」
これはZAKZAKの記事、署名は【ハノイ=久保武司】となっている。
そう、あのJリーグを見もしないで(いや、見ているかもしれないが主力選手の体調には無頓着だった)記事を書いている久保記者の手になるものだ。

問題はこの記事がサウジアラビア戦の前、日本時間の7月25日発売号に書かれたという事だ。

失礼ながら久保記者といえば、まるで的外れながらもオシム監督に食い下がり、なんとか足を引っ張ろう、瑕疵を論おう(かしをあげつらおう=ミスをほじくりかえそう)と努力していた記者だ。

その彼にとって、オシム監督は不倶戴天の敵とも言うべき存在じゃあなかったのか?
なんで、試合内容も見ないで「免責」できるほど度量がいきなり大きくなったのだろう?

同じ記事にはこういう記述もある。
「そんななか、大会後には大ナタ人事が行われることが夕刊フジの取材でわかった。12月の契約更改を前に、オシムジャパンの内閣改造が行われ、その目玉が五輪代表・井原正巳コーチのオシムジャパンへの昇格となる。」
なんでこんなインサイダー情報を?と思うのだが…

「アジア杯初視察となった川淵キャプテンは到着後、すぐさま幹部全員を集め、チームの現状を話し合った。そこで取り上げられたのが、監督と選手の間をつなぐ参謀役不在の現実でもあった」
という記述で明らかになる。
要は久保記者のソースは川淵会長だったのだな…(^_^;)

川淵会長が眉を顰めれば(まゆをひそめれば=心配すれば)、久保記者の激怒(激ペンデス)になり、川淵会長が微笑すれば久保記者の快哉(かいさい=喜び叫ぶさま)となるわけなんだな…

今までの久保記者の「オシム貶め記事」&「巻誠一郎貶め記事」は専ら(もっぱら)川淵会長のリークに基づいて書かれたと理解していいのか?

だとしたら情けない…

この俺の邪推が当たっていると仮定するならば、それは…
「まことに申し訳ないけれども、今の日本協会はあなたを全面的にバックアップしようとしているとは思えないのです」と監督にお伝えしたくなっちゃうくらい情けないことだ。



はぁ…(^_^;)

ついでに、付け加えると、今朝、敗戦の鬱憤(うっぷん=心に溜まったモヤモヤ)が晴れぬなかで朝のテレビ番組を見ていると、フジテレビの「とくダネ」にて司会者がえらく悲憤慷慨して
「あんなサッカーやっていて、アジアに通用しないのに世界に通用するはず無いじゃないですか!!!やはり監督は日本人でしょうかねぇ…」
とホザキやがる…(笑)

1年前の代表に関して彼が
「オーストラリアには絶対に勝ちますよ!!!僕はFIFAランキングを実は本当の実力をあらわしているモノだと思ってますから!!!」と言い放ったのを俺は忘れてはいない。

そんな人間と
「オシム監督が何を言っているのか判らないんですよ!!!」と叫ぶようにコメントする陽気な確信犯(元読売倶楽部のDF)解説者の会話で解任の方向が打ち出されたんじゃたまんねぇ…
単純に読売OBのDFを監督に据えたいというのなら判らないのでもないが(とはいえ、彼にこの複雑かつ難しいアジア地区で代表監督が務まるとは思えないのだけどね…まぁそれは別の話…)

「ずっと前から日本の解説者達は、戦前の根拠の無い楽観論から、実際の試合に及んでの当て外れ、そして悲憤慷慨(ひふんこうがい=はげしくいきどおり、なげくさま)を繰り返していましたが、いまだにそうなんですねぇ…」
と俺のチームメイトがいみじくも喝破(かっぱ)したように、冷静な分析力を失っているんだよな…

(さらに付け加えると、この「冷静な分析力の欠如」はかなり広範囲に、サッカー以外の分野に渡っているのも事実だ…)



閑話休題


俺が今回の日本代表に関して言うならば…
「前線、もう少し動いてやれよ」というのが一つ。
テレビの画面しか目に入っていない者は
「横パスかっさらわれて」と指弾しているが、誰が好んで横パスを繰り返すもんか!!!
前でフリーになってないんだから、パスの出しようが無いんだよ。
それぐらい判って欲しいなぁ…

もう一つ、失点のシーンに関しては
2点目のあの開始直後は
「立ち上がり10分をしのげ」というセオリーに全く反した「抜けた」時間帯の集中力の無さが原因。
3点目のアレは…
CB2枚(中澤&阿部勇樹)が行ってるわけで、それをぶち切られたら為す術(なすすべ=対処法)は無いよ。

その2点を対処するならば、前任の監督のように
「追加点を取られないように集中していこう」
「とりあえず相手フォワードは潰していこう」ってな指示になっちまうんじゃないか?
それは
オシム監督が目指す「日本化」サッカーとは違うような気がするのだが…
どうなんだろう?

さらに蛇足ながら(だそくながら=余計なことだが)付け加えると
オシム監督のチーム作りに関して、俺が懸念しているのは2点。
・一つはマンマーク主体の守備陣形に関して
・もう一つは、ワールドカップのグループリーグであのような戦い方をしていては今回のサウジ戦での「電池切れ」のような状態があちこちで起こるのではないかという点。


でも、この二つは書き始めるとかなり長くなるので、今回は割愛する。

東京のプレシーズンマッチを見て、さらにくしゃくしゃしている夜に…(^_^;)

アジアカップ2007 日本対オーストラリア

勝ってよかったなぁ~というのが正直な感想。

久しぶりに集中して試合を90分見て、疲れきって少し休んでまた延長戦見て、んでもってまた疲れきってPK戦を見たってわけです。

なんせ、去年のカイザースラウテルンで頭からマフラー被って泣いておりましたからね…俺は…(^_^;)

中澤選手は「あれがオーストラリアの本当の力だとは思っていませんから」とインタビューで語っていたが、去年も暑かったからね~あの試合のあの日は…

オーストラリアは、デカくて強くて、それがサッカーをやってるって感じ。
ラグビーやゲーリックフットボール(オーストラリアでは『オーストラリアン・ルールズ』って言うらしいが)が得意な人達らしい、とてもわかりやすいチームだ。

フース・ヒディンク監督はそのようなオーストラリア人の特性を良く活かし、そして日本のサッカーを良く研究した上でワールドカップに臨み、そして日本を粉砕した。

今回、事前に良くお勉強したのは日本で、前回の轍を踏まぬように注意していた。特に充実していたのが守備で、ボール奪取の意思が極めて明確にDFラインとMFの間に共通しており、そこからの展開も非常にアイデア溢れるものだった。

イヤな形で失点した直後、日本はそれまでも見せており、そこから先も数多く見せる「左からの突破」で綺麗に崩して、最後は
「VTR見ると、簡単にキックフェイントに引っかかってたので、入れてみました」
引っかかったのは22番、日本戦をベンチから観戦していたオーストラリア代表のミリガンだ。

感慨深い勝利だが、「あんなドン引きのオーストラリアに勝っても嬉しくねぇや…」なんて感情が湧いてくるのも事実。

特に10人になってからのオーストラリアは、ドン引きの先輩イタリアのように
「ドン引きになっても良い理由ができた」とばかりにキューウェル1人を残して日本にボールを回させる陣形。

あんなにデカいのが5人も6人もゴール前に居て、クロスもバンバン跳ね返される状況でそうは簡単に崩せない。

しかし、いずれにしてもオーストラリアの「厭らしさ」が薄れていたのは事実で、これはUGも指摘してるように「オーストラリアが凄かったのじゃなくて、ヒディンクが凄かっただけなんだ」という事なんだろう。

まぁ、それにしても勝てて良かった♪

サッカーキャスト第13回「宇都宮徹壱さんとアジアカップを展望する」後半

というわけで、後半です。

・日本代表はどう戦うか?

・3連覇で当り前っていう論調ってどうなの?

以上の2点を語っております。

宇都宮さんはサッカーキャスト収録の直後にベトナム入りして、既に原稿をUpしています。そちらも是非どうぞ♪

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サッカーキャスト 第13回 「宇都宮徹壱さんとアジアカップを展望する」前半

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宇都宮徹壱さんを招いて、今週末開幕するアジアカップを語っています。

サッカーキャスト 第13回「アジアカップ展望」前半

今回の前半は…

・2007年のアジアカップはベトナム・タイ・マレーシア・インドネシアの4カ国共催だが、これってどうなの?

・オーストラリアに負けるな!


宇都宮徹壱さんの鋭い指摘にレギュラー3人が絡んでいくというスタイル。お楽しみください♪

オープニングテーマはをAppledoreの「想像離縁」

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