発 汗

酒と薔薇とご飯とフットボールに関するものです、要はなんでもありです。(そのうち薔薇も育てます…)

2004年12月

2001年10月6日

見た?この試合見た?

オールド・トラッフォードで行なわれた2002ワールドカップ欧州予選、
最終節イングランド対ギリシャ

オットー・レーハーゲルという監督は最初から2004ギリシャ代表を作り上げてる。恐ろしく堅いDFだよ。
最後の最後にベックスが決めて、彼の試合にしちまったやつだけどさ・・・

原博美監督が解説してる。僕らは素晴らしい解説者を監督に戴いてるんだなぁ~
「エリクソン監督はプレミアで見られる試合は全部見てますからね、選手のモチベーションも上がりますよ!」

俺らの国の代表監督は、日本の地方税を逃れるために、半年以上伯剌西爾滞在を義務付けてるからな。
そんなつまんない目的のために、犠牲にされた観戦可能試合がいくつあることか・・・

やれやれ・・・

レンタルビデオの新しい形

このシステムはかなり凄いものかもしれない

要は光ファイバーを使ったインターネットの伝送路に「映像ソフト」を流し、ルーターを経由しただけで家庭に設置したDVDレコーダー内のDVD-RAMディスクに録画するというものだ。録画したソフトは「何日見るか?」によって料金が変ってくる。要は家庭内にTSUTAYAがあるようなものですね。

システム概要だけど、こんな感じ
TEPCO内のサーバー→(光ファイバー)→家庭内メディアコンバーター&ルーター→(LANケーブル)→東芝RD-X4TP→DVD-RAMディスク

このスタイルの利点は、PCを通さず直接DVDに焼き込むため映像ソフト提供側が著作権侵害や海賊行為などの心配が減るという事。
今は理論的にはブロードバンド放送やVODでもっと様々な映像ソフトが出てきてもおかしくない状況なのだが、インターネットプロトコルのおかげで映像所有者が怖がって出してこないという状況。

十分リッチなコンテンツというわけにはいかないが、それでもアステリクスシリーズやガンダムシリーズなどがダウンロードできる。

録画機は定評ある東芝のRD-X4TPという一つ前のフラッグシップ機で、現在でも十分に使えるう。

映像提供者(東京電力による)
株式会社アール・アンド・シー
株式会社アルク
株式会社インターチャネル
株式会社オンリー・ハーツ
角川映画株式会社
株式会社ギャガ・コミュニケーションズ
株式会社グレートデン
株式会社ケービーエス京都プロジェクト
株式会社コアラブックス
時蔵株式会社
株式会社タイトー
株式会社2&4モータリング社
ドキュメンタリー・ジャパン・ブロードバンド
日本ヘラルド映画株式会社
株式会社ハピネット
株式会社バンダイチャンネル
株式会社BBB
株式会社ポニーキャニオン
ワーナーエンターテイメントジャパン株式会社

Jリーグ映像なんかが直接流すようになると、アーカイブ映像で良い商売できそうだなぁ~

楽天もストリーミングなんてあやふやなものに賭けるより、こっちでやってみたら?

僕は昨日これで「真夏の夜のジャズ」を落とした。1959年の映像を2004年に光ファイバー経由で見る。
なんとも不思議な感覚だ。

僕は東電の回し者ではないが・・・一応問い合わせ先は
http://www.hikari-de-dvd.com/
光ファイバーの敷設自体は無料キャンペーンをやってる
http://www.tepco.ne.jp/isp/home.html

マルセイユのサッカーに見る発展途上

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フィリップ・トルシェがマルセイユに到着して3週間が過ぎた。
スポーツアイの解説、フローラン・ダバディ氏によると、クラブの3週間は代表の3ヶ月に匹敵し王子の日本代表に当て嵌めるとそれはコパ・アメリカになるそうだ。
すると、選手をふるいにかけている時期か・・・

「トルシェは選手を罵るような言動をすることで、選手のモチベーションと闘争心を沸き立たせますから、リザラズのようなベテラン選手はトルシェからそんな扱いを受けることがたえられないのかもしれませんね」
リザラズ、そしてもしかしたらバルテスも年明けにはマルセイユからいなくなっているかもしれない。という事ですよ、リザラズファンのあなた!

えっと、まず守備面から
面白いほどフラット3だった、序盤は特にそう感じたね、笑っちゃうほどそっくり。多分ウェーブの練習とかやってるんだろうなぁ・・・想像すると結構おかしい

デウはPSGからの移籍組で本来はDMFあたりの選手、この辺の話は中田コを思い出させてくれる。右にベイ、左にメイテというCBタイプを二人置き、ラインは高く保つ。
前半はかなり高めでフラットで、オフサイド取るときの手の上げ方も懐かしく、裏に出されたボールを必死こいて追いかけていく様もお婆ちゃんみたいに「そうそうそうそう」とテレビに向かって話し掛けちゃうくらいデジャビュ♪
で、そういうフラットラインに必須なのが守備的MFで、これはフランス代表ペドレッティがこなしてる。さすが代表クラスの選手だけあって、短期間で非常に泥臭く「戸田」のように相手を潰しまくる。
ただ、開発途上チームだけあって、DF面で見てもラインの上げ下げの「ぎこちなさ」以外にも見えているものがある。
例えば3バックの間隔。左右に振られると一人だけつり出される、もしくは中央にボールがあると3人がゴールマウスの幅に集中してしまう、という悪癖。これは習熟訓練とクビ振り作業で間隔を掴みつづけるしかない。DFがグダグダになった後半、クビ振りの回数は極端に減った。
もう一つはDMFとDFの距離。これは、しかし後半になると全員守備、FWのみ攻撃という極端な態勢になっちゃったから、将来的に改善できるものと信じたい。

右MFはフェレイラ、左MFにオレンベを置き、オレンベの突破から攻撃の糸口を作ろうという意図は見える。しかし、その意図を徹底する前に体力的な弱点つまり電池切れが後半早々に起きちゃったもんだから、チームは攻撃意識を全体のものとしてつかめてないんじゃないか?
もう一つ、開発途上とはっきりわかる弱点に「MFがかぶる」という状況がある。フェレイラとペドレッティ、オレンベとE.コスタなど、ボールを受けようとして二人がかぶる状態が何度かあった。

ナスリが、局面の技術の高さや俊敏さを利用してトップ下で攻撃に絡むが、いかんせん10代の若者故の体力不足が後半には深刻になる。
そうした意味では前半「消えていた」E.コスタが後半にその存在感を顕かにしたのは面白い。彼のペースは前後半代わらず、相対的に前半消え後半は活性化して見えたのだろう。いずれにしても後半E.コスタがいなければマルセイユは厚みのあるリヨンの前になす術もなかっただろう。

FWはマルレのスピード回復を待つか?彼のところで攻撃がスローダウンする場面も見られ、判断と体力のスピードが顕著に落ちているのがわかる。

それにしても、改めて違うチームとして見ると面白いサッカーを指向してるねぇ・・・
キーパーは若く、判断力に優れた川口タイプ、
DFはセンターにクレバーな宮本を置き、右に森岡、左に松田という感じ
DMFはリュインドラが戸田と明神を兼ね備えた雰囲気で、E.コスタがそうだなぁ・・・福西みたいなタイプかな
右MFのフェレイラはかなり巧い、攻撃の起点にもなる。守備が巧くなった小笠原って雰囲気だね。
逆に左MFは日本の左の方が質が高い。アレックがそのまま左MFやるという事でイメージが湧くだろうか?
OMFは華奢な頃の中村俊輔にそっくりだなぁ
FWはリュインドラが柳沢、マルレは・・・西澤かな?
なんとなくイメージ湧きます?

でも、やってるサッカーはリヨンのほうが圧倒的に近代的かつ理に叶っていると言ったら失礼だろうか?
「金があって、リヨンみたいな選手集められるならそうしてるよ」という声が聞こえてきそうだが・・・
トルシェ監督のサッカーは、1年通じて戦うには無理があるんじゃないか?オートマティズムとコンパクトネスは無尽蔵に近い体力を要求され、常にオフ・ザ・ボールを意識して動きつづけなければならない。非常に疲れそうなんだが・・・

GKと4バックを固めるというのはリヨンのチェルシー同様のイメージだ。リヨンの場合スーパーDMFが二枚とジュニーニョというスーパースターが中盤を構成している。DMFの位置で既にボールを奪い、ジュニーニョからのパスで前線を活性化させるサッカーだ。今シーズンはさらにウィルトールという巧者が加わり、攻撃はさらに魅力的になった。チェルシーの場合も堅固な守備の上に構築された攻撃態勢でどこからでも点が取れる状態。面白いのはモウリーニョ、ル・グエン両者共に「組織の重要性」を訴えていることで、たしかにチェルシーはロッベンが稼動するまではプレミアカテナチオと酷評され、チャンネルを変えたくなるほど退屈と言われていたからなぁ・・・ロッベン一枚でこうも違うものかねぇ・・・
まぁ、リヨンもジュニーニョがいるといないとでは試合の面白さが違うからなぁ

それにしても、就任直後のヤマを1勝1敗1分けで乗り切ったトルシェ監督、依然として運が良い、監督には重要な必要資質だけどね。とりあえず休みの間をどう乗り切るか?前半で電池切れしちゃう選手のフィジカル改善が急務だとは思うけどさ・・・

RD-X4TP

TEPCO光の光でDVDというサービスがある。
サーバから光ファイバを経由して直接過程のDVDレコーダにコンテンツを送り込むというもの。

使用するDVDレコーダは東芝のRD-X4TP、サービスを希望するものはこれを購入する。
しかし、なんせHDD/DVDの購入は前から考えていたものの、使用するのは初めてなもんで色々と違和感がある。っつーかわからん・・・(;^_^A

いきなりDVD配信サービスに行く前に、習熟訓練という事でこれまで持っていた大量のVHSをまずはDVD-Rに落とそうという事で、焼き込み作業をこの数日続けてる。

昨日はね、良い試合だったよ~
日本代表の良さが余すところなく出てたね。
カメルーンも良いんだけど、個人技を組織力で跳ね返す日本の敵ではなかったね。
2001年コンフェデレーションズカップ、グループリーグ 日本代表対カメルーン代表@新潟ビッグスワン

いや、現実逃避してるよ。
あったりまえじゃん(笑)

隆行良いねぇ~鮮烈な代表デビュだよねぇ!戸田も素晴らしいしさぁ、ふてぶてしくて
川口は神がかってるし

世の中には進歩だけじゃなくて、退歩というものもあるのだと思ったのだが・・・

西部さんは「進歩も退歩もない、ただ回ってるだけだ」という
「Game of Peopleアジアカップ&ユーロ2004超観 サッカー批評叢書」

そうなのかな?

代表のいないサッカー

敬愛するそーたさんのところで読んだ文章に愕然とする自分がいた。
「■「勝ちゃあ、いいんだよ」(切羽詰った川淵氏)
日本代表のドイツ戦は、もう明後日(横浜国際)になってしまった。
代表が、魅力的なサッカーを失ってしまって、どれくらい経つのだろう。横浜国際は今回も空席が目立つことだろう。いくら代表戦でも高額入場料に見合わないゲームなら客も離れる。
一度リセットして、代表戦なしでもサッカーが楽しめることに気づいたらどうか、とはアビサポの友人の弁だが、何故か反論できない。」

代表が選出されるたびに議論が湧き起こり、システムや起用法などを巡って論戦が行なわれていたBSBの掲示板も、今は年間表彰の話題やトヨタカップ、そしてオシム監督などが話題になっている。ケットシーさんは「だんだん楽しみになってきました♪」と珍しく音符などつけて話題を喚起されてはいるが...

そうかぁ・・・勝ちゃあ良いのか
そうだよね、勝ちは勝ちで勝ち点3だものね

川淵さんは自分がいた日本代表を見ているんじゃないか?
少数精鋭で、特に選ばれたメンバー間だけの連携や熟成を目的とした「東京オリンピック仕様」の日本代表。そこには全体の底上げなどやってられない、時間的かつ人的な余裕がなかった、全くなかった。そのメンバーの熟成をそのまま続け、メキシコで銅を取ったものの、その後はぺんぺん草も生えなかった日本代表を思い出しているのではないのか?

「勝ちゃあ良いんだよ」

サッカー批評には後藤健生さんが代表監督史を書いておられる。こちらのほうは、最後に来て溜息をついてしまう、思わず天を仰ぐような内容だ。

「ジーコは、将来のことは何も考えていない」(サッカー批評P29)
若手の育成なしに行なっている熟成は
「未来の世代をも犠牲にした強化」(同)
という事だと明快に切り捨てる。

代表選出にあたり、論議を呼ぶのは新顔と落選組の理由で、新顔が混じりチームがどう変化するかを見たいからという部分がかなり大きい。

いつものメンバーでいつもの戦い方で、そりゃ土肥と加地が出るんだから東京のソシオとしちゃあうれしいかぎりだが、反面『妙な怪我すんなよ~』と思い、浦和や横浜そして柏の選手たちの疲労度も考えずに当然のように召集する代表監督の態度、それは最初こそ怒りや論議を呼んだものの最近は呆れ、監督の方針よりも選手の体調を心配する人の方が多い。

この戦いをするかぎり、現代表監督はチームをドイツに導くだろう。最終予選は難なく勝ち抜くに違いない。ただし、ぼくらは勝利に歓喜するもののそこに至る過程の中に「ワクワク」がないことに不満を抱くかもしれないが・・・

今年、サッカーを見ていて気持ちが入り、疲れ、感動したのがナビスコカップ決勝、セカンドステージ浦和戦。あたりまえだよね・・・横浜のサポーターなら第1ステージの数試合とCSの2戦だろうし・・・

局面だけ巧い選手を「個」と呼び、それを10集めてフィールドに散らしていたサッカー
緩く間延びした中盤
会心の勝ちというものがない連勝

そういう状態からは脱却したものの、気がつくと僕は「代表戦に対する興味」をわざわざ呼び起こし、「日付を忘れないように手帳に」書き込むようになってしまっていた。
今の僕はそーたさんの友人の意見に近い。

それでも、僕はスタジアムに行けば日本代表の勝利を求め、声を張り、歌を唄う。

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