ヘッドフォンアンプ試聴会なるものに行って、目から鱗的な感動をおぼえたんだけどね、どうもまぁ高いんだよ・・・
DAコンバーター28万円、ヘッドフォンアンプ38万円というおそろしい金額だったのでとうてい手が出るものじゃないけど、でもデジタルオーディオって実はなかなか凄いんだと思わせてくれた。
以前、まだアナログのレコードとかをたくさん聴いていた頃はCDの音がどうにも馴染めなくて、ターンテーブルに乗せた塩化ビニールの円盤に刻まれた音をカートリッジが拾い上げる音が最高なのだと思い込んでいた。
CDの音を聞かなきゃいかん時はPCでリッピングしてiPodで聞いていた。それだってそんなに良い音だと思って聞いてたわけじゃない。
そんな中でWalkmanに出会った顛末は前に書いたとおり。
ある日ネットでこんなものに出会った…
不思議なことに、ステレオ・サウンドやオーディオ・アクセサリーというオーディオ専門誌にはほとんど取り上げられない。
なのに、そこに書いている音楽評論家がけっこう買っている。
それこそ、知る人ぞ知るというものだ。
なぜ、良いものなのに取り上げられないか、理由はいくつか考えられるが、その雑誌のメインスポンサーとなる会社も同様の商品を出していて、競合したりする場合、経済原則からどちらを優先して取り上げるか、おわかりでしょ?まぁ、直接競合じゃないにしてもその製品を取り上げることで広告出稿が見込まれたりしない所だと、取り上げてもあまり意味がないと思うのかもしれない。
というわけで、広告出稿に多額の予算を計上できる会社じゃないとコマーシャルベースのマスメディアには乗りにくいということになりますよね。でも、広告出稿なんてほとんどしなくてもきちんとした製品をきちんとした価格で出している会社は現に存在するわけですわ…
そうした会社の一つ、FIDELIXは中川さんという方が設立した、いわゆる自宅兼工房のガレージメーカーなんだが、この中川さんの経歴がすごい。
大学時代、画期的な超低歪み増幅回路を発明し大学を中退してこの技術を持ってソニーに入社。
ソニーで日本初の半導体プリメインアンプTA-1120Fの開発に参加した。この当時、既にパーツの音質差を聞き分け、製品に使用する抵抗の品種指定を上層部に提言したらしい。
せっかく入社したソニーは1年ほどで退社。 4年ほど、オーディオを離れコンピューターや計測機器関係の仕事にたずさわり、スタックスの社長林氏と知り合い、以降、4年ほど音響メーカーのスタックスに在籍した。
スタックスでの中川作品としては
・A級DCパワーアンプDA-300(純A級150W×2は当時としては破格のお化けアンプ)*
・コンデンサーヘッドフォン用ドライバーアンプSRA-10S(プリアンプ機能&フォノEQ内蔵)
・同SRA-12S(出力段以外をJ-FETで構成)
・エレクトレットコンデンサーカートリッジCP-Y
および専用イコライザーアンプECP-1等。
マーク・レビンソン氏が自社ブランドのA級パワーアンプを開発する前に使っていたのが、中川回路によるスタックスのパワーアンプであったらしい。
自身の会社「フィデリックス」を設立し、スタックスを離れる。
文系の僕にはちんぷんかんぷんながら、マーク・レヴィンソン氏の名前が出てくるあたり、すごいことだったんだなと想像できる。(マーク・レヴィンソンはオーディオ界のビル・ゲイツのような人間であります)
そこのCapriceというDAC/プリアンプ、つまりデジタル信号をアナログ信号に変換する機械、及びボリュームを上げたり下げたりもできる機械の評価を知り、俄然興味を持ったのですよ。
おそれも知らず、どこに行ったら試聴できるか?とFidelixの中川さんにメールを出したところ…
「試聴は小社内ではできるが他は無理、今度の日曜日なら大丈夫だから清瀬まで来い」との事で清瀬まで行ってきたですよ…
清瀬の住宅地の一軒まったく普通の家に案内されて、基盤やら敗戦やらスピーカーやらケミコンやらが所狭しと置かれている中で、Capriceを試聴させてもらいました。
中川さんご自慢というか自信作のパワーアンプCerenateと超高域補完のツィーターを加えたラインナップの前に玉砕。
持参した武田和命さん(山下洋輔トリオ)のGentle Novemberをかけてもらうと…
そこに原寸大のサックスを構えた奏者が立っている・・・(汗)
斜め後ろにはウッドベースを指弾きしているベーシストが…
後ろでは坂田明があの「ちょーぉちょ!」なんてお気楽な感じではなく非常にシブくブラシでリズムを奏でている。
山下洋輔は右手のピアノにかがみ込んで…
サックスの中を通る空気がはっきりわかるほど、タンギングというか息遣いがまぁホントにすごくて…
心臓をぶち抜かれてしまいましたよ・・・
気がついたら、Caprice一台を所望しついでにおすすめのCDプレーヤーまで教えていただき、そのCDプレーヤーの改造までお願いしている自分がいました…
おすすめCDプレーヤーとは超廉価なケンブリッジオーディオというメーカーのCD-10
「これが安いわりに音が良いんですよ!!」
たしかに…34800円のエントリー機器、普通なら買わないよ(笑)
「これを改造してクロックを入れ替えます」
部品代と工賃が本体を上回ることになるのだが、この中川さんが推薦するのだからとさして迷うこともなく発注…
つまり、AmazonからFidelixまで送付、改造を施した後に中川さんが拙宅に送ってくれるというもの…
いや…気がついたらすごくマニアックなことになってるね…
ともかく長くなるのでここまで。
次回は
「パワードスピーカーならアンプ要らずだぜ!」
「音場よりも直接音!モニタースピーカーはそんなもの」
「毎度おなじみケーブルとセッティングのお話」
以上の3本です♪
DAコンバーター28万円、ヘッドフォンアンプ38万円というおそろしい金額だったのでとうてい手が出るものじゃないけど、でもデジタルオーディオって実はなかなか凄いんだと思わせてくれた。
以前、まだアナログのレコードとかをたくさん聴いていた頃はCDの音がどうにも馴染めなくて、ターンテーブルに乗せた塩化ビニールの円盤に刻まれた音をカートリッジが拾い上げる音が最高なのだと思い込んでいた。
CDの音を聞かなきゃいかん時はPCでリッピングしてiPodで聞いていた。それだってそんなに良い音だと思って聞いてたわけじゃない。
そんな中でWalkmanに出会った顛末は前に書いたとおり。
ある日ネットでこんなものに出会った…
不思議なことに、ステレオ・サウンドやオーディオ・アクセサリーというオーディオ専門誌にはほとんど取り上げられない。
なのに、そこに書いている音楽評論家がけっこう買っている。
それこそ、知る人ぞ知るというものだ。
なぜ、良いものなのに取り上げられないか、理由はいくつか考えられるが、その雑誌のメインスポンサーとなる会社も同様の商品を出していて、競合したりする場合、経済原則からどちらを優先して取り上げるか、おわかりでしょ?まぁ、直接競合じゃないにしてもその製品を取り上げることで広告出稿が見込まれたりしない所だと、取り上げてもあまり意味がないと思うのかもしれない。
というわけで、広告出稿に多額の予算を計上できる会社じゃないとコマーシャルベースのマスメディアには乗りにくいということになりますよね。でも、広告出稿なんてほとんどしなくてもきちんとした製品をきちんとした価格で出している会社は現に存在するわけですわ…
そうした会社の一つ、FIDELIXは中川さんという方が設立した、いわゆる自宅兼工房のガレージメーカーなんだが、この中川さんの経歴がすごい。
大学時代、画期的な超低歪み増幅回路を発明し大学を中退してこの技術を持ってソニーに入社。
ソニーで日本初の半導体プリメインアンプTA-1120Fの開発に参加した。この当時、既にパーツの音質差を聞き分け、製品に使用する抵抗の品種指定を上層部に提言したらしい。
せっかく入社したソニーは1年ほどで退社。 4年ほど、オーディオを離れコンピューターや計測機器関係の仕事にたずさわり、スタックスの社長林氏と知り合い、以降、4年ほど音響メーカーのスタックスに在籍した。
スタックスでの中川作品としては
・A級DCパワーアンプDA-300(純A級150W×2は当時としては破格のお化けアンプ)*
・コンデンサーヘッドフォン用ドライバーアンプSRA-10S(プリアンプ機能&フォノEQ内蔵)
・同SRA-12S(出力段以外をJ-FETで構成)
・エレクトレットコンデンサーカートリッジCP-Y
および専用イコライザーアンプECP-1等。
マーク・レビンソン氏が自社ブランドのA級パワーアンプを開発する前に使っていたのが、中川回路によるスタックスのパワーアンプであったらしい。
自身の会社「フィデリックス」を設立し、スタックスを離れる。
文系の僕にはちんぷんかんぷんながら、マーク・レヴィンソン氏の名前が出てくるあたり、すごいことだったんだなと想像できる。(マーク・レヴィンソンはオーディオ界のビル・ゲイツのような人間であります)
そこのCapriceというDAC/プリアンプ、つまりデジタル信号をアナログ信号に変換する機械、及びボリュームを上げたり下げたりもできる機械の評価を知り、俄然興味を持ったのですよ。
おそれも知らず、どこに行ったら試聴できるか?とFidelixの中川さんにメールを出したところ…
「試聴は小社内ではできるが他は無理、今度の日曜日なら大丈夫だから清瀬まで来い」との事で清瀬まで行ってきたですよ…
清瀬の住宅地の一軒まったく普通の家に案内されて、基盤やら敗戦やらスピーカーやらケミコンやらが所狭しと置かれている中で、Capriceを試聴させてもらいました。
中川さんご自慢というか自信作のパワーアンプCerenateと超高域補完のツィーターを加えたラインナップの前に玉砕。
持参した武田和命さん(山下洋輔トリオ)のGentle Novemberをかけてもらうと…
そこに原寸大のサックスを構えた奏者が立っている・・・(汗)
斜め後ろにはウッドベースを指弾きしているベーシストが…
後ろでは坂田明があの「ちょーぉちょ!」なんてお気楽な感じではなく非常にシブくブラシでリズムを奏でている。
山下洋輔は右手のピアノにかがみ込んで…
サックスの中を通る空気がはっきりわかるほど、タンギングというか息遣いがまぁホントにすごくて…
心臓をぶち抜かれてしまいましたよ・・・
気がついたら、Caprice一台を所望しついでにおすすめのCDプレーヤーまで教えていただき、そのCDプレーヤーの改造までお願いしている自分がいました…
おすすめCDプレーヤーとは超廉価なケンブリッジオーディオというメーカーのCD-10
「これが安いわりに音が良いんですよ!!」
たしかに…34800円のエントリー機器、普通なら買わないよ(笑)
「これを改造してクロックを入れ替えます」
部品代と工賃が本体を上回ることになるのだが、この中川さんが推薦するのだからとさして迷うこともなく発注…
つまり、AmazonからFidelixまで送付、改造を施した後に中川さんが拙宅に送ってくれるというもの…
いや…気がついたらすごくマニアックなことになってるね…
ともかく長くなるのでここまで。
次回は
「パワードスピーカーならアンプ要らずだぜ!」
「音場よりも直接音!モニタースピーカーはそんなもの」
「毎度おなじみケーブルとセッティングのお話」
以上の3本です♪
